先日。救急外来がめちゃくちゃざわついた日がありました。
その日はなんとなく波が弱めで、穏やかですね！なんて先輩看護師とお話ししていました。すると別の先輩看護師が1人、慌ただしく救急要請の紙をもってこちらに走りながら「大変になるかも！」と叫んでいて。直感で、というか先輩看護師の圧で、ヤバそうだな。と感じ実際その用紙をみてみると、「全身熱傷」とかかれていました。
あわわわわわ。
これはまずいと思いながらさらにまじまじと用紙を見ると搬送まであと5分。さらにあわわわわわ、、、。
私はバリテンパってましたがさすが先輩。慌てる新人看護師をよそに、バリバリと包交車やら救急ワゴンやらルートやら用意してくださいました。
患者が搬送されいざご対面してみると、服はまっくろコゲ、体には痛々しいほどの熱傷がありました。ただ患者さんは余裕な表情で一言、「気づかなかったよ〜」。
え。え、燃えてんのに気づかないとかある？
と内心めちゃくちゃテンパりましたが医師の指示のもと先輩看護師と必死に処置を行いました。
あとでその方のご家族から話を聞いたところ、庭で草を燃やしており、その後消火しようと自分の足で踏んづけたところ見事に点火。
でも驚いたことに、糖尿病の進みすぎで足の感覚が鈍く、自分が燃えていたことにしばらく気付かなかった様。気づいたころには膝の辺りまで燃えており、燃えてる状態のまま家族に連絡を入れたという。。。
なんとも恐ろしい出来事。
先輩看護師に、「穏やかですね！」なんてもう言わないでね。と怒られました。w
