newcomer 70’s blog

新人なのに救急外来配属のジリ貧看護師 

新人看護師の皆さん!誰もが書くはずのレポート貼りますね!

 Aさんは63歳の男性で、既往歴に脳出血と慢性腎不全を有しており透析を週3回行なっている方でした。今回の救急要請の主訴としては"右半身の違和感"で、透析受診の際に発覚し紹介という形で当院受診になりました。救急隊より搬送されストレッチャーに移乗し初めてAさんにご挨拶した時、具合が悪そうというよりは、少し怒っているのかな、という印象がありました。バイタルサイン測定の数値は血圧が少し高いほか異常はなく、またAさん自身も「どこも悪くない、違和感が少しあるだけだ」と少し怒った様子で話していました。検査を進めていくにつれ、Aさんはどんどん問いかけによる返答が少なくなっていき、次第には「なんでこんなにみんなして、俺に構うな、だから嫌なんだ」と大声で怒鳴るようになっていきました。私は怒鳴られたことに驚き、また、新人だから検査がもたついて、それで怒っているんだ、と本当に申し訳ない気持ちになりました。その後もAさんの怒りは止まらず「検査は絶対やりたくない、病院で殺されちゃうよ」との発言が見られるようになりました。医師からMRIのオーダーを受けました。先輩看護師に次の検査に呼ばれるまで、ご家族の方をお呼びしてAさんを見ていてもらおうという提案をいただき、検査に呼ばれるまでご家族にそばにいてもらうことにしました。ご家族の方はAさんの様子をみるなり、「病院の方たちに迷惑かけるから、大声出さないでちょうだい。」や、「病気かどうかみていただいてるんだから、たのむから、迷惑かけないで」という発言をされていました。私はAさんをここまで怒らせてしまったという罪悪感と、Aさんのご家族の申し訳なさそうな表情でとても複雑な気持ちになりました。しかし私はこの時、Aさんが怒る理由について勝手に自分で思い込んでいることに気づき、Aさんに「なにか思うことがあるんですか?」と聞いてみることにしました。するとAさんは怒りながらも「昔ここに入院した時、やりたくもないことを毎日させられました、本当に病院が嫌いなんです」と怒る理由について少しずつお話ししてくださいました。私はこの時、この方は昔、病院でされた嫌なことが忘れられずに今このような態度をとっていることに気づき、Aさんの気持ちを少し理解することができました。同時にご家族の方の発言では、病院のスタッフに気を使うような発言ばかりで、Aさん自身の心配をされてないことに気づき、私はご家族に「どうかお気になさらず、何かあったらすぐ看護師に伝えてください、すぐに向かいますね」とお伝えしました。ご家族から「そうします、何から何まで、本当にありがとうございます」とお返事をいただきました。  この事例がきっかけで、私は患者さんの発言を自分なりに解釈することをやめるようにし、患者さんの訴えが聞かれたら、なぜそう思うのか聞き、傾聴を通して患者さんの本心を理解するよう心がけるようになりました。またご家族に気を遣わせないような声かけや、困ったときはいつでも頼れるような雰囲気づくりが大切であることを学びました。新人看護師として働き始め5ヶ月が経ちますが、患者さんに寄り添った看護についてより理解し、それを実践に移せるよう、日々の気づきを忘れずに一生懸命に勤めていきたいと感じました。

 

ナラティブという課題です。救急は患者があっという間に入院、帰宅してくので全然関わりないですが、、絞りに絞りました、添削お願いします笑